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この世は、えてして不確実である。

順調だった職を急に失うかもしれないし、今日は道端で寝ていても、一夜明ければ大金持ちになっているかもしれない。
明日、病気になるかもしれないし、あきらめていた不治の病が急に治ってしまうかもしれない。
天から槍が降るかもしれないし、金銀財宝がふってくるかもしれない。

この世はあちらこちらへとゆれながら、何がどうなるかわからないまま続いていく。

しかし、である。

(驚くべきことにー?)この世で、たった一つだけ、絶対に、何がどうなろうと、人生が幸福でも不幸でも、明日から1+1=3になろうと、天変地異で太陽が西から昇ろうと、確かなことがある。

、、、それは、ある日「死ぬこと」である。

賭けてもいい(誰か賭けませんか?)、これだけは絶対確実である。

ある日、(今ある肉体としての)「わたし」と「あなた」は、確実に絶対に(100回繰り返してもいいくらいだ)、完全に消滅する。
そして、それは遠い日ではない。(200歳まで生きる人もいないしね、、、)

で、その「死」のガイドブックと言えば、昔から「(チベット)死者の書」が有名だが(あの、バルドの描写があるやつー)、いかんせん、チベット仏教関係の本は、(少なくとも自分にとっては)「ちょっと哲学的で難解」か、「チベット仏教の世界観や用語をある程度理解していなければ読みにくい」のどちらかだった。

この本も、どうせそんな感じかな、と読み始めたのだが、著者が通訳をしていたせいもあるのか、西欧の生活様式や考えを引用しつつ、話が展開していくので、面白い+読みやすい。
チベット仏教の、というより、仏教の普遍的なエッセンスをわかりやすく説明していて、題のとおり、「生」と「死」(特に「死」)について気づきを促される。

”、、、チベット語で肉体のことを<ルュ>という。これは「置き去りにしていくもの」を意味する。旅行鞄のようなものだ。
<ルュ>と言うたびに、チベット人は自分が旅人であることを思い出す。この生と、この肉体に仮の宿を取っているだけの旅人。そのためチベット人の人々は、外的環境を快適にしようとしてすべての時間をそれに費やすようなことはしてこなかった。食べるものがあり、着るものがあり、頭の上に屋根があれば、それで十分だった。
私たちが今のままのやり方を続け、生活環境の向上に夢中になっていると、それは無意味な気散じとなり、それだけで終わってしまうことになりかねないのだ。
正気の人間が、ホテルを予約するたびに、こまごまとその部屋の模様替えを考えたりするだろうか。、、、”

”(1976年、重い病気にかかり、死の宣告に絶望していた、一人の中年のアメリカ人女性が、ニューヨークにいた師、ドゥジョム・リンポチェに謁見して(著者はそのとき通訳。)ー)
、、、彼女は部屋に入ってきて、師の前に腰を下ろした。自分の身体のことで動揺していたところに師との対面が加わって、彼女は泣き出した。そしていきなりこう切り出した。
「医者はあと2,3ヶ月しか生きられないと言うんです。助けてください。私は死ぬんです。」
ドゥジョム・リンポチェがくすくすと笑い始めたので、彼女は唖然としてしまった。しかし、それは、優しい、慈悲のこもった笑い声だった。
リンポチェは静かにこう言った。
「いいですか、わたしたちはみんな死ぬのです。単なる時間の問題に過ぎません。ただ他の人より少しばかり早く死ぬ人もいるという、それだけのことです。」
この短い言葉で、その女性は死の普遍性に、自分の迫り来る死が何も特別なものではないということに気づかされたのである。、、、
(ちなみにこの女性は、自分の「死を受け入れた」後、奇跡的に病気が治ってしまったらしい、、、)”

以上、本文より。

まぁ、(インド人と同じで)すべてのチベット人が、このように死を達観しているわけではないだろうが、チベット人もインド人同様、ある意味、「生」と「死」について、(普遍的な欧米の価値観からいうとー)「もう、いっちゃってる世界」「もう、飛んじゃってる世界」にいるようである。

ただ、自分としては、こちらのほうが真実だ(あるいは真実に近い)という感覚、+ふるさとに帰ったような心安らぐ感覚、があるので、
「あぁ、やっぱり自分は、いにしえに仏教の人なんだなぁ、、、」
と思う今日この頃である。

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プロフィール
・名前 Bodhi Taru
・生年月日 1961/11/15
・種別 地球人、人間種、男性


* Topics of life

・1973年 ギターに出会う。
・1979年 嶋本昭三さんに出会う。モダン・アート三昧。
・1982年 インドに出会う。放浪開始。
・1986年 ネパールでoshoラジニーシに出会う。
・1989年~1991年 オランダ、アムステルダム市在住。Reggae三昧
・1992年 インドのラクノウでプンジャジに出会う。
・1994年 ジャマイカのキングストンでアール・チナ・スミスと出会う。
・1998年 レイキ・マスターとなる。
・2002年 インドのホワイトフィールドでサイババに出会う。
・2010年 ディクシャ・ギバーとなる。

いろんな物や人、場所に出会って感謝
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