プンジャジには1990年代にインドのラクノウというところで会いました。
同じときにインドにいた日本人の友人が、交通費、ホテル代など全部自分が持つので、一緒に行ってくれないか、と話を持ちかけられたのがきっかけでした。実を言うと、その頃プンジャジの噂(いわく、ラクノウに悟った人がいるー)はなんとなく聞いていたのですが、わざわざ、行こうと思うほどの強い欲求はありませんでした。
友人が一緒に行ってくれないかと話を持ちかけたのにはわけがあって、ラクノウはあまりツーリストが集まる場所ではないので英語が通じにくいというのと(自分は多少ヒンディー語ができるので)、その友人はあまりインドを旅行したことが無かったので、ちょっと不安があった、というのが理由でした。
一等車(何しろ、奢りなので)にゆられること丸2日、ラクノウに無事到着し、ホテルにチェックイン。う~ん、本当に英語は通じにくいな~。でも、まぁ、何の問題もなく記帳も済まし、プンジャジについて聞いてみると、最近はプンジャジブームらしく、ツーリストもよく訪れるようで、すぐに講話会場への行き方まで丁寧に教えてくれました。
翌朝、ホテルの前でオートリキシャ(インドの簡易タクシー)をつかまえて講話会場へ。
インドでは恒例のチャイの屋台が出ていたので、お茶を飲みながら、講話の開始時間を待ちました。会場は民家の広いリビングルームのようなところで、プンジャジの座るところは一段高いステージになっていて、しばらくすると彼が現れました。見た感じは普通の人で、OSHOのようなカリスマ性は感じられませんでした。OSHOが芸能人なら、プンジャジは八百屋のおっちゃんという感じか、、、(失礼、でも悪い意味ではありません)。それと、話す英語の言い回しが難しいところもあり、話がわかりにくいところもありましたが、やはり、マハリシの直系、”私は誰か?”ということについて、(たまねぎの皮をむいていくようにー)要点を例を挙げながら、掘り下げていくやり方は見事でした。
実は、この”私は誰か?”という自問自答のメソッドには、今まで本で読んだり、そういうエクササイズをしたりして、関わったことがあったのですが、本当には”私は誰?という疑問を持ったことがなかったのです。
ところが、このプンジャジの話を聞いていくうちに、(いつ、どの話題でというのは覚えていないのですが)本当に「自分」というものは(昔から数々の覚者が言っているように)存在しないのではないか、ということが理解できた瞬間があり、感動のあまり、涙してしまいました。変な言い方になりますが、適所に矢が刺さったような感じというか、、、。
この人は、本当に(リアルな実話として)、「”自分”とは、ただの思い違いのようなものである」可能性を、垣間見させてくれ、”自分とは誰か(何か)?”という真掌な疑問を植え付けてくれた人です。
この人の講話では「質問コーナー」があり、いろんな質問ができるのですが、自分は一度「前へ行って手を握らせてくれませんか?」という質問をして、実際手を握らせてもらったのですが、手を握るときは全身全霊で手を握ってくれるっていうか、それになりきるっていうか、これも変な言い方になりますが、「愛」を感じました。
その時同時に彼の目を覗き込んだのですが、こっちを全然見ていない、というか完全に彼の内側にフォーカスしている目で、内側を向く、とはこういうことなんだろうか、と思ったのを覚えてます。
いや~、悟った(といわれる)人に会うのはいろいろ勉強になります。
彼も笑うのが好きなユーモアのある人で、上にアップしてる写真も「オーム」の印が、頭に見事に刺さっているのをイメージしているのでは、と自分はずっと密かに思ってるのですが、、、(いや、間違いない)。
彼ももう逝ってしまいましたが、生前は足が少し悪かったようで、彼の部屋で特別なミーティングがあった際、最後に彼が立ち上がるのに肩を貸したのを今でもよく覚えています。
身体の大きな人でした、、、。
ー過去の記事より抜粋して掲載しています。ー
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・生年月日 1961/11/15
・種別 地球人、人間種、男性
* Topics of life
・1973年 ギターに出会う。
・1979年 嶋本昭三さんに出会う。モダン・アート三昧。
・1982年 インドに出会う。放浪開始。
・1986年 ネパールでoshoラジニーシに出会う。
・1989年~1991年 オランダ、アムステルダム市在住。Reggae三昧
・1992年 インドのラクノウでプンジャジに出会う。
・1994年 ジャマイカのキングストンでアール・チナ・スミスと出会う。
・1998年 レイキ・マスターとなる。
・2002年 インドのホワイトフィールドでサイババに出会う。
・2010年 ディクシャ・ギバーとなる。
いろんな物や人、場所に出会って感謝